かぁ~ちゃんを思う・・・残していった言葉

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お通夜や告別式やら葬式、火葬と、まぁ~忙しかった。何がなんだか覚えていない。じーが親戚達と段取り、かぁ~ちゃんを素敵に送り出した。背筋を伸ばして頑張ってたじー。かっこよかったよ!

でも、まぁ~めんどくさい事が多い。もっとシンプルにあの世へ送り出せないもんかね~ってずっと思っていた。そんなに形式通りにやらんといかんのかね。いちいち費用もかかるし。。

とにかく忙しい日々も、じーと親戚達のおかげで無事に終わり、お骨も家に置かれ、お骨の両サイドには毎日綺麗な花を飾った。スイートピーが好きだったので時々色を変えて飾った。

ある日、病室で色々メモっていたかぁ~ちゃんのピンクの手帳をお仏壇の引き出しにあるのを見つけました。1ページ1ページめくりかぁ~ちゃんの字を懐かしむ。最後のページにこう書いてあった。

「死は受け入れた。怖くない。後は残していく者への心配だけだ・・・」と。。。

かぁ~ちゃんはマジすごいよ!かっこいいよ!

これをきっかけに少しずつ前へ進まなきゃって思えた。いつまでも泣いてたって意味がない。心配かけちゃいけないって。安らかにゆっくりしてもらう為にも3人と猫の生活を進めなきゃって思えた。

と、思っていた矢先。岩手の親戚達が「どうしても聞きたい、アサコ(かぁ~ちゃん)が言い残したかった事を」と言い、青森県にある恐山まで行き、有名なイタコにお願いし話を聞きに行ったのです。その時の話した内容のカセットテープが後日家に送られてきました。

さすがにすぐには聞くことなんてできないよ。。しばらくお仏壇の引き出しに入れままにしておいたよ。おばさん達の気持ちも分かるけど、そっとしておいてくれよって思ったよね。でもさぁ、やっぱり気になるから聞いたよね。カセットテープ。

結果、青森弁がものすごくて、ほぼ何言ってるか分からん!

でもね、これでホッした。このテープが本物か偽物かなんてどうでもいい。かぁ~ちゃんが言い残したかった事は、生前 、私たちに話していた事が全てだ。そしてじーへ沢山言い残していたに違ない。そしてじーはその言葉をちゃんと受け止めていたと思う。一人で。。。だからじーはとってもとっても辛かったんだと思う。

そんなじーが私に言った。

「お母さんね、いつも強がってたけど、毎日夜病室に行くと「帰らないで、一人になるのが怖い、帰らないで」って腕を掴んでくるんだよ。だから帰ってくるのが本当に辛かったって。。。じー言ってた。それとね。。

「お母さん言ってたよ。娘と息子を産んで良かった」って。

それから私たち3人はそれぞれの思いを胸に、仕事へ復帰し普通の生活に戻れるように努力した。と言うより必死だったかぁ。悲しみとの闘いが。。。

私は四十九日までがとても長く感じた。

かぁ~ちゃんは生前、お墓も買って準備していた。高尾の広々とした静かな場所を。完璧な生き様だ!

四十九日だ。。いよいよ納骨される日が来た。また親戚達も集まり、食事会も賑やかに楽しくすることができた。

これで一般的には一区切り、だろうけどね。。。愛するものを失った悲しみは相当深い。簡単に変われるもんじゃない。簡単に忘れるなんてできっこない。

思いのほか、じーの悲しみは想像以上に深いものだった。

そしてじーは少しずつ荒れて行った。。。

かぁ〜ちゃんの事をここまで書けた。嬉しい。次はいつかあの世でかぁ〜ちゃんと再開出来る事を楽しみにしよう❤️

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