私は18歳から28歳までカネボウ化粧品の美容部員をしていました。主に中央線沿線沿いのそごうや高島屋、丸井、パルコ、西友、イトーヨーカドーで店頭販売をしていました!この仕事が大好きでした!
そしてバブル時代(1986年~1992年くらいまで日本は超好景気時代)に美容部員の仕事をしていた私は今では考えられないくらい華やかな生活を送っておりました!
もちろん簡単な世界ではなく女性特有の上下関係が厳しかったです。入社1年目は先輩の前では喫煙できませんでした(美容部員の95%は喫煙者でした) 食事も休憩も先輩が先です。レディース(暴走族)の先輩に付いて販売勉強するときもありました(これかなりドキドキw) 売り上げが悪いと足を引っかけられたりもしました。大奥の世界やぁぁ~~w
それでもこの仕事が楽しくて大好きでした!
華やかな時代は。。。
- 初ボーナスでプラチナネックレスを買った。
- 社員旅行は横浜クルーズ船貸し切りでディナーパーティー。宿泊はディズニーランドのホテル。
- 15万のフェースパウダーや5万円のナイトクリームが毎月売れた。
- 当時流行ったDCブランド(コムデギャルソン、Y‘s、イッセイミヤケ、メンズビギ、コムサデモード、ジュンメン等などのショップスタッフとの飲み会。
- 野球選手(2軍だけど)や当時超高給取りの佐川急便スタッフとの飲み会。
- 知人のスナックで飲んでいると隣のおじさんがクレジットカードくれた。
- 帰りは電車を使わずほぼタクシー
とにかくお金が水の様に流れていた時代でした。華やかな生活の反面、化粧品販売ノルマは高く、毎日売り上げ数字とのにらめっこ。売上が行かない時はポケットマネーで購入する事もありました。そしてチーフ美容部員までランクを上げ、新店舗や新ブランドを任されるようにもなり、このまま上るぞ~と思っていた矢先。。。嫌なうわさが流れだしたのです。
夏のボーナスは現物支給になる。。。給料カット。。。花王に買収される。。。会社幹部クラスの不正問題。。。を耳にするようになりました。不安になり当時仲良くしていた経理スタッフに確認すると強ち間違いではないと。。
そしていよいよボーナスが現物支給となりはじめた夏、私は大好きだった美容部員を退職しました。そしてその後カネボウは花王に買収されました(涙)
その後、私はまったく正反対な業種、ダイビングインストラクターという道を選びました・・・
このダイビングインストラクターの事はまた今後。
誰かに何かを頼まれて、面白くもない仕事をするより、きつくても自分の店舗で自分の顧客を作り、売り上げを作っていく美容部員の仕事が本当に好きだったなぁ。好きになれる仕事に出会えたことは幸せです!
仕事を紹介してくれた橋本先輩に感謝ですm(。。)m先輩元気かなぁ~~
「あの時代は良かったよな」と酔っぱらったおっさんがよく言うけど、気持ちわかる!だって本当に良かったよ!何がって、国民全体に活気と笑顔と交流があったよね!バカみたいなお金の使い方が平気でできてストレス発散できたよね。インドア派は少なく、アウトドア派が多くてさぁ、スキー、ダイビング、車ってみんなアクティブだったしね!
だからこの時代を経験できた事は私の人生の宝よ!!感謝、感謝